米Microsoft、米IBMなど11社は3月22日(米国時間)、ITリソース用共通記述言語「Service Modeling Language(SML)」の仕様を完成させ、標準化団体のWorld Wide Web Consortium(W3C)に提出したと発表した。アプリケーション、ITインフラ、サービスのリソース間で運用情報を交換して、IT管理の簡素化を可能にするという。
SMLは、XMLをベースとしたモデリング言語で、ネットワーク、アプリケーション、サーバーなどのITリソースが通信するための仕様。Microsoftらは2006年8月、同仕様の草案を公開している。他の9社は、米BEA Systems、米BMC Software、米CA、米Cisco Systems、米Dell、米EMC、米Hewlett-Packard(HP)、米Intel、米Sun Microsystems。
現在のITリソース管理は、サービスやベンダーごとに情報を記述するフォーマットが異なる。SMLを利用することで、セキュリティ要件やパフォーマンス問題などの情報を共通フォーマットでやり取りしてスムーズなシステム構築や運用が可能になるという。
11社は同日、SMLとともに、アプリケーション間でSMLモデルを交換する手法を記述した「SML Interchange Format(SML-IF)」もW3Cに提出している。
■ URL
プレスリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2007/mar07/03-22W3CSMLPR.mspx
( Infostand )
2007/03/23 08:45
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